大きければ大きいほど燃える。つねに「ワンランク上」を目指す。
工事部 工事長柴田 健治2001年入社
一級施工管理技士の資格を取って初めて所長を任されたのが27歳。その4年後。後にも先にも「あれほどの現場はない」と今でも心に残っている仕事があります。場所は大阪の北摂。物件は4階建の集合住宅でした。

経験者ならわかることですが、低階層住宅の工期というのは非常に厳しいです。逆に高層の場合は、同じ工程の繰り返しを積み重ねていくので工期にゆとりを持つことができます。
そして現場では思いもよらないことが起こります。天気、土地や周囲の条件、スタッフの健康管理、地域の方々との調整…。短い工期の中でそれらをクリアするのは所長をはじめとするスタッフの腕にかかってくるのです。

正直、勤務時間が、休みが、と言っていられない時期もありました。
それでもこの困難な現場をやり遂げたときの達成感は何ものにも代えられませんし、次はもっと大きな現場を!という気持ちになります。

だから、今、担当している戸数200を超える大型マンションを任されたときも、その場で「やります!」と即答しました。

この仕事の醍醐味は「いかに作るか」という計画を組み立てていけるところにあります。図面を前に、足場をどのように組むか、クレーンの大きさは…どこに設置するのか…自分の頭の中で施工完了までの筋道が見え、その計画通りに仕事が達成されたとき、施工管理という仕事の面白さが実感できると思います。

実は、前述の困難な現場も、今回の大規模な現場も、同期入社の一人と共に完成させてきました。

「あのときの厳しさにくらべたら、
どんな現場でも挑戦することができるよな」

今の現場も間もなく竣工して200以上のご家族が新しい生活を始められます。さて、次はどれだけ大きな現場に挑戦してやろうか。そう考えるだけでワクワクしてきます。

柴田 健治 プロフィール

2001年入社。兵庫県出身。
小学生の頃、祖父が家族で暮らすマンションを建てたときに、建築現場で施工管理の仕事を目の前にして興味を持つ。
学生時代はテニス、アイスホッケ―、スノーボードとスポーツに熱中する一方で、音楽好きな父に影響されてブラスバンド部でトランペットも吹く。
国語がキライで数学が得意だったために理系を選択。建築学科を選んだのは子ども時代の憧れから。「大学時代に遊びつくして、遊び飽きた」ため、仕事では「とことん夢中になれること」を求めた。

1978年
兵庫県尼崎市生まれ
1987年
施工管理の仕事に憧れる
1990年
中学では部活動でテニス部に在籍
1993年
高校はブラスバンド部でトランペットを担当
1996年
摂南大学 工学部 建築学科に入学
2001年
鍜治田工務店に入社
2005年
初めて現場で所長となる
2008年
もっとも過酷な現場を経験
2009年
結婚