女性活躍推進委員会 │ “KAJITA”で働く女性を私たちが応援します

2016年10月、女性活躍推進法施行に伴い、女性活躍推進委員会が発足しました。女性社員のみで編成されたこの委員会は、女性が活躍できる環境についての情報収集や分析・活動を行っています。誰もが活躍しやすい環境を整え、より働きやすい会社づくりにつなげていくことを目指して、様々な活動や提案に取り組んでいます。

メンバー紹介 │ 女性活躍推進委員会のメンバーを紹介します

  • 工事部 庶務浅野陽子
  • 積算部服部桂子
  • 工事部福本ちさと
  • 総務部澤井沙知子
  • 積算部竹原純子
  • 工事部 庶務鈴木絵里香
  • 設計部奥山千裕(産休中)

女性がもっと長く働き続けられる会社にしたい

女性社員から「相談できる相手がいない」という声が多かったので、委員会のメンバーが月に一度現場に出向いて、女性社員と、女性社員と働く男性社員から話を聞く活動を始めています。女性活躍推進委員会と現場の女性社員との関係性を作っていこうと始めたフォローアップ活動ですが、今では困ったことや悩みごとがあればすぐに委員会のメンバーに電話をしてくれるようになりました。女性社員だけでなく、「どう声をかけていいのかわからない」と感じていた所長からの評判も良くて、今後さらにこのフォローアップ活動を深めていこうと思っています。
女性が建設現場を離れてもキャリアアップして内勤で働ける部署を増やすことを模索しています。女性がもっと長く働き続けることのできる鍜治田工務店にしていきたいと考えています。

工事部 庶務浅野陽子

育児休暇を3回取得、とても働きやすい環境です

私は2007年、2011年、2014年に出産し、それぞれ約1年間の出産・育児休暇を取得しました。最初の育休復帰後から9:00~16:00の時短勤務で2018年にフルタイム勤務に戻りました。休暇を取得する時も周りの理解があり、仕事に復帰する時も快く迎え入れてくれるので、とても働きやすい環境です。職場全体で女性が働きやすいようにしていこうという意識がすごく高くて、私の勤務履歴から分かっていただけると思いますが、どんな勤務体制でも受け入れてくれる風土があります。実は育児休暇を3回取得したのは私だけではなく、他にも2名います。育児をしながら長く勤めたいと考えられておられる方には最適な仕事環境がありますので、是非とも一緒に働きましょう。

積算部服部桂子

ここで働いて良かったと思ってほしい

鍜治田工務店で働く女性社員がもっと増えて、勤続年数も増えるような職場にすることが私たちの目指す目標です。私は現場で働く女性社員の中で一番長く勤めていますが、これから入社してくる女性社員に鍜治田工務店で長く勤めてもらって、ここで働いて良かったと思ってほしいです。鍜治田工務店の中には様々な職種があります。現場しか経験していないから、現場の仕事しかできないと思わないで欲しい。現場で培った経験を活かして活躍できる仕事があるので、キャリアチェンジして長く勤めてほしいと思います。月に一度は現場の女性社員に委員会のメンバーが話を聞きに行く活動を行っています。現場は人数が限られているので、悩みや相談をしたいけれどもできない。委員会のメンバーが現場に行かない限り分からない。そこで女性社員が働く現場を見に行こうという話になって活動がスタートしました。上司と女性社員の間に入って、お互いが直接言いにくいことを私たちが橋渡しをしています。後輩からは「来てくれるのを楽しみにしています」との声もあり、良い効果が出ていると思います。

工事部福本ちさと

悩んだ時には誰かが手を差し伸べてくれる

前職の化粧品会社とはまったく違う業種だったので、カタいイメージがありましたが、実際に働き出すとそのイメージは払しょくされ、風通しが良くて、アットホームな会社でしたので、これから入社される方にもそういう風に感じてもらえると思います。「悩んだ時には誰か手を差し伸べてくれる」委員会でいろんな社員から話を聞くとそんな環境があると思います。
社長は以前から、女性の現場所長を育てたいとお話しされています。まずは、女性社員を増やして、長く勤めてもらって女性管理職者を増やしたいと思います。そして、男性も女性も悩みを抱えるのは同じことなので、将来的には性別関係なく誰もが働きやすい環境を作るダイバーシティ的な活動に広がっていくと考えています。

総務部澤井沙知子

女性に優しい働く環境は男性にも優しい

2015年に出産して1年半、2020年に二人目を出産して1年間の育児休暇を取得しました。実際に育児休暇から仕事に復帰する流れを経験して、いろんな疑問も出てきたので、女性活躍推進委員会で新しい提案をしました。以前は短時間勤務の期間が小学校に入るまででしたが、小学3年生まで期間を伸ばしてもらいました。保育園は仕事が遅くなっても預かってもらえますが、学童保育は18時までに迎えに行かないといけないので、定時勤務だと間に合わなかったからです。また、育児休暇を取るための仕組みが確立していなかったので、委員会で提出書類を作成し、取得までの手続きを明確化しました。
今後はコロナ対応でステイホームした経験から、在宅勤務も進めていきたいと考えています。子供が熱を出した時などに、自宅で仕事ができるシステムがあれば、熱が下がるまでの数日間かは子供の様子を見ながら業務をすすめることができます。もちろんこれは、女性だけでなく男性にとってもメリットがあるはずです。女性が働きやすい環境をつくることは、男性のためにもなるのではないかと思っています。

積算部竹原純子

いろんな部署に女性のプロッフェショナルがいる

私が入社した頃は現場で働く女性は少なく意見を話せる環境も少なかったのですが、今は女性社員が集まる意見交換会や現場のフォローアップなど、ちょっとした悩みを相談をしたり新しい取組を提案したりすることができる環境が鍜治田工務店にはあります。他社の現場見学会で「けんせつ小町」のことを知り、活動に参加したいと社長や役員に希望を出すと参加の要件だった日建連に加入して頂けました。「けんせつ小町」に参加したいという理由で日建連に加入する会社は珍しいと日建連の担当者に驚かれました。また、女性社員の意見交換会を鍜治田工務店では全社の女性社員を集めて行っていますが、このような会社は少ないと思います。さらに、鍜治田工務店ではいろんな部署で女性社員が活躍して、その分野でプロフェッショナルになっている人がたくさんいるので多くのことを学べる環境があります。鍜治田工務店には幅広い職種があるので、まずは入社して自分が向いていることやできることを見付けてほしいと思います。

工事部 庶務鈴木絵里香

Top message │ 女性活躍へのビジョン

近い将来、女性の役員を誕生させたい

2017年に発足した女性社員だけで編成された女性活躍推進委員会のメンバーは女性の視点から、新しい提案を出して、制度の変更や環境の整備をどんどん進めてくれています。おかげで出産・育児のために退職することなく、仕事に復帰する女性社員が増えています。
誰かの指示やアイデアで動くのではなく、委員会のみんなが自主的に考えて活動してくれることにとても感謝しています。日建連の委員会「けんせつ小町」にも参加し、先進的な取り組みをしている建設会社の情報を収集し、意見を交換しながら当社の制度に取り入れることに大きな価値を感じています。
女性が活躍している企業が発展する時代です。だから、鍜治田工務店をもっと女性が活躍できる会社にしたい。女性活躍推進委員会は既成概念を打ち破っていくために大切な存在です。
委員会のメンバーを中心として、さらに女性が働きやすい環境づくりを進めて、近い将来、女性の役員を誕生させたいと考えています。

株式会社鍜治田工務店 代表取締役 鍜治田 八彦

活動内容 │ 女性活躍推進委員会の活動を紹介します

女性専用の作業服やヘルメットを導入しました。

現場の職場環境改善のために、女性専用の作業服・ヘルメットを導入しました。

  • 従来のものよりも軽量で頭部のサイズが小さめになっており、後頭部の調節ベルトは髪を束ねた時に出せるようになっています。
  • 後腰部にプリーツがあるのでしゃがんだ際に背中やインナーウェアが見えにくくなっています。また、伸縮メッシュ素材を使用しているので圧迫や引きつれを軽減しています。

現場事務所に女性専用トイレ、スペースの設置を推進しています

現場での女性専用トイレとして水洗式洋式トイレや女性専用の手洗いスペースなどの設置、音姫の設置を推進しています。

  • 女性専用トイレ
  • 女子更衣室

女性社員限定意見交換会の開催

年に数回、全拠点の女性社員が集まり意見交換会を開催しています。(※現在はコロナ感染症予防対策のためオンラインで実施しています)ワールドカフェ形式で食事をしながら「イキイキを働き続ける為に」をテーマに意見を出し合ったり、事務職や技術職、若手社員と中堅社員などに分かれて、職場の課題や日頃の悩み、現場研修に対する不安や女性が現場で働き続けるために何が必要なのかを話し合ったりしています。ここで出た意見をまとめて、会社に職場改善の具体的な提案を行っています。

女性新入社員へのフォローとして女性社員説明会を開催

現場が女性に対して取り組んでいることや、実際の業務内容を女性新入社員に説明し、質疑応答を行う説明会を開催しています。女性特有の悩み相談や他拠点の女性社員との顔合わせをしたりと、和気あいあいと有意義な時間を過ごす機会も設けています。

現場で働く女性社員へのフォローアップ

建設現場で働く女性社員に対して、月に一度、委員会のメンバーが仕事の悩みや困っていることなどを聞きに行きコミュニケーションを図るフォローアップを実施しています。上司には話しづらいことや上司が聞きにくいことも委員会の女性メンバーがヒアリングして、それを上司や女性社員にフィードバックしています。

他社現場見学会の開催

先進的な取り組みを行っている他社の建設現場を訪問し、女性が活用するための設備・環境面の改善やメンタル面のフォローを学び、自社の取り組みに活かしています。

けんせつ小町に加入

他社現場見学会をきっかけに、一般社団法人日本建設業連合会(通称:日建連)「けんせつ小町」の活動に参加し、「もっと女性が活躍できる」鍜治田工務店へ更なる発展をするために、2019年4月18日に日建連へ加盟、同年8月1日に「けんせつ小町支援専門部会」へ加入いたしました。
けんせつ小町支援専門部会では様々なセミナーや、けんせつ小町活躍推進表彰式を通して、鍜治田工務店の女性活躍推進委員会での活動や女性意見交換会のセミナー等に利用させて頂いています。2020年度より始めた、工事部に配属された女性社員のフォローアップも、けんせつ小町活躍推進表彰式で最優秀賞をとった内容を参考にしています。

■第5回けんせつ小町活躍推進表彰式(2020.10.30)

  • 出典:けんせつ小町HP
  • 出典:けんせつ小町HP

■けんせつ小町のセミナー風景 出典:けんせつ小町HP

「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証

大阪市では、女性にとって働きやすい職場環境の整備に積極的に取り組むことで、「管理職に占める女性の割合」や「仕事と生活の両立支援に関する措置」、「男性の育児休業等の取得促進の取組」などの一定の基準を満たしている企業等を認証する、大阪市「女性活躍リーディングカンパニー」認証を実施しています。鍜治田工務店は2019年2月に「女性活躍リーディングカンパニー」認証を取得しました

ママ会を開催

年に1回、子育て中の女性社員が集まり、ママ会を開催しています。(現在はコロナ感染症対策のため中止しています)ランチを食べながら、仕事のことや子育ての悩みなどを話し合ったり、先輩ママに相談したりして、心身ともにリフレッシュできる機会になっています。

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